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 HOME > 代替法 > 動物の権利のための獣医師会(AVAR)  
 

団体紹介

動物実験代替法の普及に向けての先導者
動物の権利のための獣医師会

Association of Veterinarians for Animal Rights
(AVAR)

AVA-net News No.93(2002.7-8)

2001年12月、AVAR会長、ネディム・ブユクミチ先生(カリフォルニア大学獣医学教授)来日時のお話から


 AVARでは、現在、世界中で約2400名の獣医と70名強の学生が会のメンバ−として活動しています。AVARが行ってきた活動で最も知られているものは、全米のあらゆる教育機関での「代替法」普及です。

 これまでの伝統的な方法では、健康な生体を実験や実習のために傷つけたり、殺したりしてきたわけですが、代替法ではこうしたことをせずにコンピュ−タ−プログラムやモデル、たとえば犬の頭部やモルモットの全身モデルなどさまざまなモデルを使用し、研究します。

 ちなみに約20年前、一部の獣医学部の学生が上記の伝統的な生体実験に対して異義申し立てを行い、そうした声に私たち教授が応えたのが、会設立のきっかけとなりました。

 会設立から現在に至るまで全米最大の獣医師会をはじめ、さまざまな方面からの中傷、誹謗にさらされてきましたが、私たちはどのような声にも誠実に対応する、しかし自らのポリシ−は守るという立場を貫いてきました。

 アメリカでは高校を卒業後、理科系のカレッジに3,4年通い、その後はじめて獣医学部に申し込みます。そこでさらに4年ほど専門的な勉強をするのです。ですから、日本の獣医学部生に比べかなり長い期間、勉強することになります。このことが、日本とアメリカの獣医学のレベルの差につながっていることは否めないでしょう。

 先ほど、代替法の方法としてモデルなどを挙げましたが、この他に自然死した動物や事故死した動物の身体も使用します。また、地域で繁殖した野良猫を地元住民に大学へ持ち込んでもらい、去勢、不妊手術を施すことで実際の生体に触れる機会を学生に与えています。

 不妊手術というのは外科手術の基本であり、これさえ正確にできれば他の外科手術は難なくこなすことができます。

 また、teaching hospital というものを私たちは運営しています。これは大学内の病院ですが、獣医学部生が患畜のテストから診断、外科手術までを全て責任を持って行います。学生主体ですから、料金は開業医院の半額です。従ってこの teaching hospital が地域に開設されることは、地元の開業医院にとっては脅威ともいえます。ですが彼らとは技術面などでうまく連携を取ることで、現在のところ共存共栄を果たしています。また、学生が主体といっても教授たちが常に彼らのサポ−ト役として待機しておりますし、外科手術などで彼らが行き詰まれば、教授が代わりに執刀します。 

 私たちアメリカの獣医学部は、良い獣医を育てることを1番の目的に置いていますから、こうした臨床の実習を積極的に学生に体験させるのです。

 

 

 

 

動物の権利のための獣医師会: Association of Veterinarians for Animal Rights

【設立】

 AVARは、1981年にニール・C.ウォルフとネディウム・C.ブュクミヒの二人の獣医大学の教授により設立された。彼らは、獣医大学での教育の現場では、日常的に教材として動物たちが使用されている。そのことは「動物たちへの充分なケアー」を学ぶための大学で、実際は動物への思いやりの心を失わせる結果となってしまっている。そのことを問題視した二人の教授は、動物たちへの人道的配慮と動物の権利の思想を、社会および獣医大学での教育課程に広げていく必要があると痛感し、同会の設立を決意した。

【基本理念】

 AVARは、全ての動物たちにも固有の価値があるという考えに基づき活動している。人間の医者が患者たちを守り最善を尽す義務があるように、獣医にも動物たちを守る義務があると考えている。

【役割】

 AVARは、動物の権利の理念を広めるため、社会教育および獣医大学での実験動物の使用問題を通して幅広く活動を展開している。AVARが他の獣医師の団体と異なる点は、同会が唯一動物の権利を擁護する目的で設立された獣医師からなる会であることである。

【研究、実験そして教育】

 AVARは、動物たちを研究、実験そして教育に使用することによって得られるかもしれない成果は認めているが、しかしそれらが手段を正当化することの理由にはならないと考えている。その上多くの研究・実験そして教育には動物を使わない代替法がある。

ホームページ:
http://www.avar.org/


AVA-netでは、AVARの「動物の権利のための獣医師会方針声明」を資料集として頒布しています。詳しくはこちら

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