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海外ニュース

【EU】

EUにおける化粧品の動物実験禁止

AVA-net 海外 ニュース  No.135 2009-3-4

宮路正子

 今年の3月11日に、EU(欧州連合)では化粧品の動物実験が原則禁止となりました。 これは過去30年以上にわたる動物実験廃止を支持する人々の願いが政策に反映されたものと言えます。

  欧州諸国では、1970年代に残酷な動物実験の実態が知られるようになり、反対運動が高まりました。中でも、生存の必需品とは言えない化粧品の動物実験が大きな批判の対象とされ、「動物実験をしない化粧品」も相次いで誕生しました。

 このような世論を受けて1976年に、EU(当時はEC)は、最初の化粧品指令(法的拘束力を持つ条約)を制定しました。

 続いて、1986年にEU動物実験指令(1986)が発効しました。この指令の名称は、「実験その他の科学目的に使用される動物の保護に関する指令:Directive86/609/EEC」といい、動物実験に関する加盟国共通の規則を制定したものです。指令の7条は、科学的に適切と認められる代替法が存在する場合には、動物実験に代わり、代替法を使用しなければならないと定めています。

 この規定に基き、EUでは代替法の開発に多額の資金を投入し、代替法の有効性を評価する機関として、1991年、ECVAM(欧州動物実験代替法評価センター)を設立しています。

 化粧品に関するEU指令はその後、7回の改正(1979、1982、1983、1989、1990、1993、2003)が行われ、化粧品における動物実験の最終的廃止に至る工程が決定しました。

⇒続く


EU化粧品指令

<指令の趣旨>
 化粧品に関する加盟国の法のばらつきを平均化し、これらの製品のEU市場内での自由な流通を確実にする。 この指令は、公衆の健康を守ることを主な目的として、化粧品に含まれる原料、表示、パッケージの規則を定め、また、化粧品のための動物実験、および動物実験された製品の市場流通の禁止を導入するもの。

< 指令における「化粧品」の定義>
 「化粧品」とは、人体(表皮、頭髪、つめ、唇、外部生殖器)のさまざまな外側部分、歯、口腔粘膜と接触し、これらの箇所を、洗浄、芳香付け、保護によって良い状態に保つ、外見を変える、体臭を抑える目的で作られたすべての物質、または調合物をいう。

※データはすべて欧州連合の公式サイトの資料を使用。

 

 

 

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