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  HOME > アピール > 動物取扱業者と実験施設により厳しい監視の目を  
 

AVA-net 83号:巻頭言

動物取扱業者と実験施設により厳しい監視の目を

 1998年5月に、大阪梅田の繁華街にあるペットショップ「梅田わんわんランド」が、警察に摘発された事件がありました。容疑は、条例に許可が定められている危険動物を無許可で飼育していたこと、および、オランウータンなど絶滅のおそれのある希少野生動物を密輸入していたというものでした。

 現在、大阪地方裁判所で、犯人のペットショップ経営者らに対する公判が開かれていますが、依然として広告をばらまき、営業を続けています。
 この店は、パチンコ屋や飲食店などがぎっしり立ち並ぶアーケード街にあります。その中で様々なサル類、エキゾチック・アニマルなどを販売する他、子犬や子猫などを多数、せまい檻の中で店頭販売しており、ブタやダチョウ、ポニーなども店頭に置いています。騒音(耳を聾する音楽)、悪臭、運動もさせずせまい檻の中に閉じこめ放し、といった典型的な悪質ペットショップであり、動物の生態はおろかその健康や安寧にまったく配慮していないことが見て取れます。

 しかし、驚いたことに、裁判では、被告人側の証人として日本鳥獣商組合、日本愛玩動物協会、ジャパンケンネルクラブ等の関係者が出てきて、「みちがえるほど改善された」「本人はじゅうぶん反省している」などと、犯人らを弁護しています。いったいこの業界はどうなっているのか、疑いたくなります。

 今回の動管法改正で、動物取扱業者は届出制になりましたが、許可制にはなりませんでした。従って、悪質業者を許可の取り消し、つまりは営業停止に持ち込むことは、未だにできない状態です。

 あれだけおびただしいペットが、大量生産され、販売されていれば、必ずや飼育できなくなって捨てられたり、殺される動物が多数出てくるのは避けられません。近年、都市部の動物収容センターでは、様々な純血種の犬が持ち込まれています。

 さらに、売れ残りの犬や猫が動物実験用に売られていくことは、これからますます増えてくるでしょう。実験動物業者や実験施設は、意図的に届出業者から外されているために、ペットの盗難や余剰動物の処分先としての実験施設の存在は、ますます闇の中に隠されてしまうでしょう。悪質業者は、実験動物を専用に取り扱うと称して届出から免れようとするかもしれません。

 しかし、実際には、実験業者や施設が届出から免れているからといっても、多数の動物を飼育していることの責任から免れているわけではありません。従って、私たちはこれまで以上に、動物取扱業と実験施設に対する監視の目をより一層厳しくし、問題を発見したら行政の立ち入りを求め、実験施設には情報公開を求めていきたいと考えています。(野上)

2000年11月1日発行 AVA-net NEWS 83号より

 

 

 

 

 

 

 
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